桜のシーズン真っ只中ですね。通勤途中でふと桜のそばに行き写真を撮ったり、散歩をしたくなる今日この頃です。
今年はコロナの影響で花見ができなくて残念です。
今年で100回目を迎える予定だった青森県弘前の「弘前さくらまつり」が中止となったというニュースを見て寂しく思いました。
だからこそ?来年こそは花見ができるようにと願い…
桜について調べてみました。└(゚∀゚└) (┘゚∀゚)┘
桜前線は西日本から関東、東北、北海道へ移っていきます。この桜前線が日本列島を北上することは常識的な話だと思います。
では
桜の開花宣言にソメイヨシノという品種が指標に使われていること、そのソメイヨシノが同じ遺伝子からなるクローンということはご存知でしょうか。
ソメイヨシノは1本の原木から接ぎ木という人為的な方法で増やしていったのです。
このことすらも聞いたことあるようで知りませんでした。
毎年この時期になると必ず道端や車、電車の中から桜を見るし、通勤途中にスマホで写真も撮ったりしますが、あまり桜について深く考えたこともありませんでした。
山桜と里桜について
まずは桜は大きく分けて、山桜と里桜に分類されます。
山桜の特徴です。
- 野生の桜
- 所々でバラバラに咲き乱れる
- 代表的な品種はヤマザクラ
里桜の特徴です。
- 品種改良した桜
- 同じ場所にある桜が一斉に咲き、一斉に散る
- 代表的な品種はソメイヨシノ
桜の種類について
桜は品種改良以前の原種が11種類確認されています。
カンヒザクラ、エドヒガン、オオシマザクラ、ヤマザクラ 、マメザクラ、チョウジザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、クマノザクラになります。
これらの桜が交配し100種以上も野生化し、人の手で交配して作られた里桜は数百種類と、とてもここには書ききれないほど沢山のありました。
※開花順に並べましたが、開花時期は目安です。
もちろん場所によって違います。
・寒緋桜(カンヒザクラ)
1月下旬〜2月上旬、紅色〜緋色、赤に近い濃いピンク、沖縄で野生化、正式にはヒカンザクラ、桜の原種の一つです。
3月上旬〜中旬(早くて2月中旬〜)、紅紫色はっきりとしたピンク、伊豆の河津町で発見されたことが由来です。風で花びらが散りにくいようです。
・江戸彼岸(エドヒガン)
3月中旬〜3月下旬、薄紅色〜白、江戸でお彼岸のころに咲くのが由来。観賞用として優れていて樹齢が長いため、山梨県の山高神代桜(樹齢2000年)、岐阜県の根尾谷淡墨桜(樹齢1500年)、福島県の三春滝桜(樹齢1000年)桜日本三代桜として国の天然記念物に指定されています。 桜の原種の一つです。
・枝垂桜(シダレザクラ)
3月下旬〜4月上旬、濃いピンク、淡いピンク、白、枝が垂れ下がってる桜の総称としても使われています。
・大島桜(オオシマザクラ)
3月下旬〜4月中旬、白
別名「薪桜」由来は幹が太く薪に使用されていたこと。「餅桜」由来は桜餅を包む塩漬けの葉に使われていたこと。桜の原種の一つです。
3月下旬〜4月下旬、淡紅色、日本の桜の8割を占めます。開花時に葉っぱが出てこないので純粋に桜の花だけを楽しめます。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種の交配で生まれた桜です。
・山桜(ヤマザクラ)
3月〜4月頃、白色〜淡紅色、奈良県の吉野の桜で有名です。日本の象徴といえる桜で野生の桜の代名詞。 桜の原種の一つです。
・西洋実桜(セイヨウミザクラ)
3月下旬~4月上旬、白〜淡いピンク、ヨーロッパ原産、名前からも分かるように桜ん坊(さくらんぼ)と言われている実を付けます。
・豆桜(マメザクラ)
3月下旬〜5月上旬、白〜淡いピンク
富士山、箱根、伊豆に分布します。花が小さく、挿し木で育つので盆栽に使われます。 桜の原種の一つです。
・八重桜(ヤエザクラ)
4月中旬~5月上旬、白、ピンク色、別名、牡丹桜、菊桜です。八重桜の名所で代表な所は、関東では新宿御苑、関西で大阪造幣局です。
桜の豆知識、雑学
上に書いたことも含め(復習です)、豆知識、雑学を箇条書きで…
- 日本の桜はソメイヨシノが8割
- 開花予想はソメイヨシノでされている
- 東京の開花予想は靖国神社の桜が基準
- 8割以上咲いたら満開
- ソメイヨシノは全て同じ遺伝子のクローン
- さくらんぼがなるのはセイヨウミザクラ
- 桜の葉には毒がある
- 桜前線はマスコミが作り出した造語
- 日本で最年長の桜は樹齢2000年(山高神代桜)
- サクラの花粉には興奮物質が含まれている
私のなかの一番の桜
私が過去に見た桜で一番印象に残っている桜は「醍醐桜」です。
2004年4月10日に家族で訪れて撮影したものです。
岡山県真庭市別所大字吉念寺にあるエドヒガンザクラ(アズマヒガン)です。
16年経った今でもこの迫力ある大桜を見た記憶は鮮明に残っています。
当時の早朝でも沢山の人が見にきていました。最近では、満開時には車が大渋滞しているとか。
先日、帰省したときに90歳の祖母とこの時の写真を一緒に見て、思い出話ができ嬉しく思いました。
来年こそは日本中の方々が堂々と花見をできますように…